問いかけを通じて(地域住民組織への提案/お手伝い)

 ひとりひとりや地域の課題に関する問いかけを通じて、他人事ではなく、自分たちの課題としての、気づきや行動を促す。(例)アンケート、セルフチェック、ヒアリング。

自治会/町内会の連合会による住民との情報共有


 自治会町内会に加入していてもわからないことが多い。そこで『自治会長も知らない自治会のコト』を、アンケートや実態調査、インタビューから記事化した広報紙を作り、加入者と情報共有するプロセスの提案と実践を行います。※支援先団体が2020年TTP賞を受賞


地区防災活動におけるアンケート調査の活用

 住民組織や防災団体が地区の防災活動に取り組む際に、地区住民との間に、意識や情報のギャップを感じることや、参加や協力を得にくいことがある。そこで、従来の防災訓練や防災講座では参加しない人たちと「アンケート調査」を通じてコミュニケーションを図り、「みんなの」課題を共有することを起点にすることで、より多くの人が自分事として防災に取り組むよう試行錯誤を続けています。※2021年地区防災計画学会にて発表


減災教室™による自己点検で防災・減災行動の促進


 自らのできていないことを課題として認識することで、防災・減災の備えを、自らに適した効力感のあるものにします。一般向けの他に、小学高学年向け、ペット飼育者向け、福祉施設事業者向け、英語版や中国語版など、より自分の事として取り組めるような展開を、歓迎&支援しています。※2017年国土技術開発賞(国土交通大臣表彰)を受賞、岐阜大学髙木教授との共同プロジェクト


自分たちの防災課題を考えてから取り組む自主防災活動


 誰かが決めた内容に取り組むのではなく、自分たちの地域課題に適した活動をするための検討プロセスや選択肢を提示し、実質的な自主防災の実現を支援しています。行政主導であった地域の急変が難しいことを前提として、毎年(自治会長が交代するたびに)趣旨説明と相談、情報提供と活動支援を提供することにより、自主的な活動への移行を促しています。


ご近所の猫問題、何が問題?

~個々の課題ではなく地域の課題とするためのアンケート~


 ご近所の猫問題は、個々の住民が対立することもあり、市町村行政が対応しにくい問題です。問題の解消や軽減を目的とすれば、地域として取り組む方が、対応の選択肢が増えるにもかかわらず、一部の人が認識するにとどまっていることも珍しくありません。ふだんは声をあげない住民のアンケート回答から、地域として何が問題なのかを共有し、問題軽減に取り組む環境づくりを提案/実践します。※「自治会による猫問題への対応プロセスの考察」2016年ヒトと動物の関係学会にて発表