取り組みの背景

 社会的課題が多様化し、対応の担い手が不足していることが珍しくありません。一方、多くの人が、社会的課題に対して、積極的な意思表明や関与をしたいとは思っていません。また、どれほど専門的で客観的で合理的な取り組みや政策にも、多くの人々から賛同や協力が得られる保証はありません。そのため、政策/市民活動/住民組織活動の現場では、積極的に関わろうとしない人々の支持や協力の獲得は、課題として先送りされがちです。

 もとより、すべての社会的課題に対して、人々が積極的に意思表明や関与をするはずがありません。例えば「サイレントマジョリティー」という言葉が定義不詳で使われていますが、サイレント層(無反応)がマジョリティー(多数派)であるとの印象から、違和感なく受け止められています。しかし実際には、課題が自身や家族の生活や将来に関わっていることに気づき、意思表明や積極的な関与につながることも珍しくありません。「常にサイレント」ではないのです。社会的課題への対応に人々の関わりを求めるのであれば、そこが糸口となります

 

取り組みの方針

 様々な地域で、参加や協力や応援などの機会が「関わりしろ」となり、人々の共感や支持を引き出している場面を多く見かけます。社会的課題を解決しようと完璧な計画で取り組むよりも、人々の力を借りたり、評価に関わる人々の意識に働きかけた方が、総合的にメリットが大きくなる場合もあります。

 一般社団法人 Do It Yourselfでは、社会的課題への対応について、より多くの人に「きっかけ」や「関わりしろ」を投げかける、2つのアプローチを提案/実践します。

 

(1) 問いかけを通じて(地域住民組織への提案/お手伝い)

 ひとりひとりや地域の課題に関する問いかけを通じて、他人事ではなく、自分たちの課題としての、気づきや行動を促す。(例)アンケート、セルフチェック、ヒアリング。

 

(2) 楽しむことを通じて(教育/行政/企業の取り組みへの提案/お手伝い

 経験や接点を持っていない社会的課題について、楽しむことを通じて、気づきや行動を促す。(例)ゲーミフィケーション、体験型講座。

 

また、いろいろなDIYのお手伝いにも取り組んでいます

 (3) 社会実験に情報技術を使う自主/共同/受託など)

 社会実験プロジェクトにおいて、WEB、アプリ、情報処理を活用し、2つのアプローチの持続性や自主性を促進する。(例)ゲーム限界都市WEB版/オンライン対戦版、WEB減災教室、手作り雨量計からスマホにメール配信、タイムトライアルイベントのランキング表示。

(4) ホームページ制作や配布物のネット印刷受託/自作補助)

(5) その他(「より良く」するための提案/お手伝い)

(例)マネしてほしい取り組みを勝手に表彰して広める仕組み(TTP大賞)、NPOの成果追求。